NUSTEP名古屋大学短期日本語プログラム

2025年春季プログラム 開催報告

 名古屋大学言語教育センターでは、2025年2月3日から17日までの2週間、「名古屋大学短期日本語プログラム」を実施しました。本プログラムは2022年春にオンラインで実施されて以来3年ぶり、また対面での実施は2019年夏以来約6年ぶりの開催となりました。待望の対面での実施となった今回のプログラムには、12の協定校から18名の学生が参加しました。

 午前の日本語授業では、3人ずつ6つのグループに分かれて、意見交換や発表を行うインタラクティブな方法で行われました。最終日には、学生が自ら選んだテーマについて、グループでポスターを作成し発表をするポスタープレゼンテーションが行われました。学生たちは初めて日本語で発表する緊張感を抱きながらも、聴衆が驚くほど素晴らしいプレゼンテーションを見せてくれました。ポスタープレゼンテーションを終えた学生は「発表準備の過程で自分の成長を強く実感しました。発表を終えた時の達成感は、今後の学びや挑戦への大きな励みとなりました。」と言っていました。

日本語授業でのグループワーク

最終日のポスター発表

 午後の活動では、着付けを体験したり、専門講義では「減災館」で免震構造の建築を実際に見学したりしました。その他、茶道体験、名大生との交流会、ホームビジット、明治村・犬山城への見学旅行など様々なアクティビティに参加しました。参加者はこれらの活動や交流を通して、日本語のみならず日本文化をより深く知ることが出来ました。

減災館での理系専門講義

犬山への日帰り旅行

着付け講座

 参加者からは「NUSTEPでの学びや出会いは、将来の学業や人生において大きな財産になると感じています。」「日本に来たことは素晴らしい決断でした。」「名古屋は第二の故郷になりました」などのコメントが寄せられました。NUSTEPを通して得た経験が、参加者の人生の次なるステップに役立つことを願うとともに、今後も充実したプログラム実施を目指します。

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